KORYUJI VILLAGE
Branding Design
_Client : 淡路市興隆寺町内会
_Works : Planning/Development/CreativeDirection/Design/Copy/Writing/WebDesign/HTML/CSS/DigitalDataProduction/Project Management
_Service : Branding Design
_Date : December.2021
_Overview :
地域活性化・里山ブランディングをデザインする
兵庫県淡路島、人口50人ほどの山間部の小さな村。農山漁村活性化対策による定住促進と交流人口促進を目的とした地域ブランディングプロジェクトです。
町内会のコアメンバーや市の担当職員の方々への「個別インタビュー」、住民の皆さんや関係職員参加の「ブランディングワークセッション」を実施し、地域の内部環境リサーチやプロジェクトの目的の明確化、ブランドターゲットの設定といった前提条件の整理をサポート。ブランドネーミング、ブランドロゴ、ブランドステートメントおよびブランド理念の開発、ブランドブック、ブランドウェブサイトの制作を行いました。
_Direction :
島の住民の皆さんの声を元にコンセプトをつくる
住民町内会の主導で「興隆寺の未来を考えよう」「こんな興隆寺にしたい」と話し合いながら町民一人ひとりが心から語れる言葉を持ってこそ、町外への発信にも本当の価値が生まれると考えました。町民にとっては見慣れた物や人、風景の中にユニークさを発見し、その一つ一つを丁寧に磨きあげるようにアウトプットしていきました。町を知り、町民と知り合い、深い関係性を築くことが、ディレクションにおける重要なステップでした。
_Creative :
里山の魅力・価値を視覚的イメージで伝える
本プロジェクトで制作したクリエイティブについて。
ブランドネーミング開発で目指したのは、古くなく斬新でもない、ネーミングだけで視覚的なイメージができる、どの時代にもフィットして覚えやすいことなどを大切に考え、開発しました。
ブランドロゴ開発では、流行に流される表層的な「今ぽっさ」ではなく、しっかりとした伝統的なグラフィック作成方法を用いました。普遍的かつ印象的で覚えやすいことと、webサイトから看板・サイン・印刷物まで利用できる多面性を考慮して開発しています。
また、イラストはブランドターゲットを意識したカジュアルなタッチを用いて、みずみずしい里山体験を表現しています。
この他にも、親しみのあるコピーライティング、オリジナルのタイプフェイス設定など、地域の資産・知財となりうるクリエイティブを制作しました。